相互直通事業で新設される
「新横浜駅」を担当

施設部設備課は、当社が「新たに何かを作る」際の企画立案・設計・発注業務を担当する部署です。現在私は、東急電鉄株式会社との相互直通事業で新設される新横浜駅(仮称)に関わる設計・調整業務に携わっており、駅事務室の設計などを担当しました。乗務員をはじめ営業部、運輸車両部などさまざまな部署の要望を広く吸い上げ、可能な限り設計に落とし込みました。今は工事と並行して竣工後の施設運用について調整を進めています。ひとつの駅を2社で管理・運営するため、たとえば駅全体に関わる防災設備はどちらの管理下に置くかなど、細かな調整を進めています。担当者は、上司と私の2名だけ。責任とやりがいを日々実感しています。

駅係員経験も、修繕作業も、
すべてが次につながっていく

入社してから、すでに4つの部署を経験しています。正式配属前の2ヶ月間、海老名駅で駅係員業務を担当しました。始発から終電まで、駅ではどのような仕事が発生し、駅係員はどう動くのか。この体験は今の新横浜駅設計に大いに役立っています。その後配属された営繕の部署では、駅舎内の細かな修理を担当。丸ノコやドライバーを手に駅や事業所を修理する経験は、コンクリート構造物を研究してきた私にとって発見に満ちていました。またJRとの相互直通線に向けたトンネルの監査業務も経験し、計測用のメジャーを固定する治具を作って予想外の好評を博したのも思い出深いです。すべての経験が次の仕事へとつながり、確実に成長できてきた実感があります。

「のびしろ」があるからこそ、
この会社はもっと魅力的になれる

鉄道業界全体が少子高齢化による利用者減に頭を悩ませていたところに、想像もしなかった新型コロナウィルスが発生。当社も過去に例のないほど大きな転換期を迎えています。私は、さらに駅や沿線施設の整備を進めて、相鉄を選んで住み暮らしてくださる沿線住民を増やすことこそが、何よりも重要だと考えています。それと同時に、相鉄自体も変わっていく必要があります。鉄道業界には古い体質や慣例がまだ残っており、デジタル化や効率化も遅れています。つまり、大きなのびしろを持っているわけで、相鉄の自由で平等な社風を活かせば、さまざまなことが実現可能だと期待しています。私たち若い世代が、その推進力となりたいと思います。

自由な風土の中、
多くの人と未来を作り上げよう

私は、建築を「受注する」側でなく、「発注する側」で働きたいと考えました。ただ図面を描くのでなく、設計会社や建設会社、行政や地域の方々など多くの人と協力して、新しい何かを作り上げる仕事をしたい。この会社は若手にも裁量が与えられ、個人で工夫し変えていける部分が数多くあります。それが個人の成長につながり、会社を変える手応えとなります。自由度の高い当社で、多くの人たちと協力しながら、新しい未来を築きましょう。

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